Story

「ママの思い」と「地域の課題」を「美味しい価値」へ変えたい!


東京都文京区でシェアキッチン「我楽田工房」を運営するオランです
 

私は東京で15年間、二人の子供を育てながら、「パン教室」や「料理教室」を主催してきました。
 

フルタイムで働きながら、同時に自分や家族の食事が疎かになっていることに日々悩んでいました。

とくに朝ごはんは、大きな課題。

早起きして朝ごはん作っても、子供は牛乳こぼすし、野菜も食べてくれない。
家事も仕事も山積みで、ついつい怒ってしまって後悔ばかり。
 

これって私だけじゃないはず。

 
だから忙しい朝でも、
手軽で、美味しくて、
栄養がしっかりと摂れて、子供もよろこぶ。
 

自分にも余裕ができて、

「今日も頑張ろう!!」

と、思えるような朝ごはんができたら......

 
そんな想いから生まれたのが、
「Oran granola(オラン グラノーラ)」です。

オラン グラノーラは、国産大麦にこだわり、主食にも、おやつにもなる、おいしい保存食。
大麦のコリコリとした食感は少量でも満足感があります。
 

想いが詰まった「柚子&りんご」ストーリー

「Oran granola」が生まれたのは、東京・文京区にある地域交流スペース「我楽田工房(がらくたこうぼう)」のシェアキッチン。
 

ここには地域のママや大学生、起業を目指す人たちが集まり、全国各地の生産者や企業とつながりながら、様々な事業を展開しています。

もともとグラノーラは、我楽田工房で開催する「料理教室」としても人気がありましたが、使用していた素材はスーパーで購入した外国産の材料ばかり。
 

家族が食べるものだから素材にもこだわりたい。
 

でも、どうやって作ればいいの?

 
そこで役に立ったのが、我楽田工房がこれまでつくってきた、地域とのつながりでした。

まずは素材を集めるため、交流のある農家さんを訪ねて歩き、グラノーラへの想いを伝えていきました。
 

すると、地域には多くの課題がありました。

例えば長野県箕輪町のりんご農家さんは、りんごを活かす場がない。
 

長野県天龍村では、代々受け継がれてきた「ゆず」が、高齢化により収穫が困難になり、量を確保していくのが大きな困りごとになっている。


そして今回のグラノーラで忘れてはならないのは、「国産大麦」です。
 

市販のグラノーラの多くは外国産の「オーツ麦」が使われています。これまで自分が納得する国産の麦にこだわった美味しいグラノーラに出会うことはありませんでした。
 

特に甘すぎてお菓子のようなグラノーラは、あまりカラダに入れたくない......
 

でも、長野県千曲市にある国産大麦にこだわるグラノーラ専門工房「ぐらんふぁーむ」さんとの出会いで、一気に商品化への道が繋がりました。

地元の信州産(長野県産)の素材もたくさん使っている「ぐらんふぁーむ」さんは、なによりも「国産大麦」の価値を多くの人に食べて知ってほしいという想いを強く思っていました。
 

地域の農家と私たちの想いを伝えたところ、快く「Oran granola」の製造・量産化を引き受けていただきました。
 

そこからは、どうやったら美味しいグラノーラができるのか、試作に試作をかさねました。

こうして出来上がったのが「Oran granola」です。

「Oran granola」で使う「国産大麦」は、水溶性食物繊維が「玄米」の6倍以上で栄養も豊富!
 

こりこりとした歯ごたえのあとで、ぱっと広がる「ゆず」と「りんご」の風味は衝撃的。
 

小麦フリー、ナッツフリー。

 
準備も簡単で、朝もラクできる。

食べるだけで、生産者さんたちの課題にもちょっとだけ貢献できる。
 

ほんの少し欲張りなグラノーラに仕上がりました。